プラスチック成形品が使われている事例のうち、医療機器での活用事例を紹介しています。
液剤用の容器の中でも、高いクリーン度合いを求められる点眼容器。ボトル本体はもちろん、キャップや中栓もプラスチックで作られています。
点眼薬の中には、手のひらの温度によって容器内部の圧力がかかることで液剤が垂れてしまうケースがあります。それを防ぐために液が出る量を安定させるノズルもあります。
さらに、防腐剤を含有しなくても無菌状態の薬剤を維持できる点眼薬ボトルも開発されています。
注射器を構成するシリンジとブランジャーにもプラスチック成形品が採用されています。また、使用する時までに薬剤が漏れないよう、シリンジに装着するシリンジキャップにもプラスチック成形品が使われています。
中の薬液を無駄にしない形状のシリンジ・ブランジャーや加熱用のブランジャーなども開発されています。
また、注射器とは少し異なりますが、歯科医がイリゲーション(歯周ポケットに薬剤を流して行う洗浄・殺菌)に使う先端チップも、プラスチックで作られているケースがあります。
先端チップを適度な柔軟性を持つプラスチック樹脂製にすることで、組織を傷つけずに根管治療を進められるメリットがあります。
少量の血液や尿に試薬を垂らし、色などの反応を確認するためのツールも、プラスチック成形品が使われています。
国内外すべての事業所で国際品質保証規格ISO9001:2015の認証を取得。また、自動車産業向け(ISO/TS16949)、医療機器向け(ISO13485)のISO品質マネジメント規格認証を別で取得しており、厳格な品質管理で金型作成・部品成形に対応します。
創設(1970)以来、生活雑貨や家電製品などの金型を手がけてきたノウハウで、熱可塑性樹脂金型、熱硬化性樹脂金型、ダイカスト金型のいずれにも対応可能。金型品質とコストのバランスを考慮しつつ提案してくれます。
化粧品・食品容器金型製造を手がけて50年。「職人×多能工」の考え方で、機能とデザインを両立させた化粧品容器の金型を製作しています。製品のイメージがあれば、図面がなくても発注できます。