プラスチック成形分野で、日本で初めて「二色成形」に取り組んだ山下電気のこだわりや取り組みを紹介します。
1936年から樹脂成形事業を行なっている山下電気は、長年培ってきた技術力を活かして、制度・品質・耐久性の高い金型を提案しています。
特に二色成形品の品質に自信を持っているだけでなく、成形現場と密に連携し、金型そのもののメンテナンスや修理、生産性や効率の向上を目的とした改良などにも対応しています。
樹脂成形事業で80年以上※2022年時点の実績を持つ山下電気。特に二色成形には自信を持っており、二色成形の先駆者としての自負もあります。
また、特許を取得しているウエルドレス成形技術「Y-HeaT」により、細かな温度管理をしたうえでプラスチックを成形できる独自技術を開発しています。
「Y-HeaT」ではキャビティの表面温度を高く保つことで、プラスチック樹脂の硬化を遅らせ、ウエルドラインを消去できるというもの。
温度を高く保つだけでなく、ウエルドラインが消去できてから急速冷却することで、成形サイクルへの影響を小さく抑えられます。
多色成形(2色成形)とは?
メリット・デメリット、対象分野をチェック
山下電気ではCAE解析技術を元に様々な提案を行っています。その他、二色成形(ダブルモード)やウエルドレス成形技術を得意としています。
成形品の見た目を今まで以上に整えなければならないケースでは、強力な味方になってくれるでしょう。
QCDを叶える
おすすめプラスチック金型メーカー・成型会社3選
カラオケ機器本体のパーツを独自技術の「Y-HeaT」を活用し、ウエルドラインが出ないように成形した事例です。
自動車運転席・助手席の内装部品を、流動解析を用いて精密成形した事例です。
ノートPC底部の部品を、流動解析を用いて薄肉成形した事例です。
山下電気の歴史は古く、1936年4月に山下電気絶縁社としてスタートしました。同年11月、合成樹脂成形品製造を開始し、翌1937年には通信機器部品の製造も開始しています。
1937年10月には山下電気株式会社への改組を果たしています。
1986年3月には金型関連の中心拠点として山梨に技術センターを設置するなど、山梨に自社最大の工場を設けています。
また、中国・蘇州にも拠点を構えており、車載部品を中心に現地日系企業へ成形品を供給しています。
品質管理・環境管理の国際規格であるISO 9001とISO 14001を取得しているほか、INTERMOLD (金型加工技術展)や「車の軽量化技術展」など様々な展示会に出展しています
会社名 | 山下電気株式会社 |
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本社所在地 | 東京都品川区南品川3-6-33 |
営業時間・定休日 | 公式サイトに記載なし |
電話番号 | 03-3740-2401 |
URL | https://www.yamashita-denki.co.jp |
1936年の創業以来、樹脂成形事業を行ってきた山下電気。その技術力を活かし、日本初の「二色成形」に取り組み先駆けとなっています。
さらにウエルドレス成形技術の「Y-HeaT」では特許も取得しており、細かな温度管理が必要なプラスチック成形の独自技術も開発しました。
またCAE解析技術を元にしたさまざまな提案も行っており、見た目を重視した成形品にはその実力を発揮します。二色成形(ダブルモード)やウエルドレス成形技術を駆使して、多様な製品に対応しています。
国内外すべての事業所で国際品質保証規格ISO9001:2015の認証を取得。また、自動車産業向け(ISO/TS16949)、医療機器向け(ISO13485)のISO品質マネジメント規格認証を別で取得しており、厳格な品質管理で金型作成・部品成形に対応します。
創設(1970)以来、生活雑貨や家電製品などの金型を手がけてきたノウハウで、熱可塑性樹脂金型、熱硬化性樹脂金型、ダイカスト金型のいずれにも対応可能。金型品質とコストのバランスを考慮しつつ提案してくれます。
化粧品・食品容器金型製造を手がけて50年。「職人×多能工」の考え方で、機能とデザインを両立させた化粧品容器の金型を製作しています。製品のイメージがあれば、図面がなくても発注できます。