ゼンは、簡易金型(試作金型)を製作している会社です。ここではゼンの金型製作・プラスチック成形の特徴や会社情報などを紹介します。
ゼンでは、簡易金型(試作金型)を製作しています。本金型を用いて射出成形を行うよりもコストが抑えられるため、中ロット・小ロットの生産・量産に適しています。簡易金型に使用する金属は、アルミなどの削りやすい素材が基本です。アルミでは難しい場合、ZAS材でのプレス板金も行っています。
また、モールドベースは共通である点も特徴。カセット式の金型をセットして使用するため、納期は、2種間ほどと短納期で対応可能です。
ゼンのプラスチック成形は、上記で紹介した簡易金型(試作金型)を用いており、材料である樹脂ペレットを加熱して溶かし、金型に流し込むことで成形する「インジェクション成形」を行っています。一般的な「樹脂ペレット材」を使用し、ゼンが自ら材料を調達して成形するだけでなく、お客様から材料を受け取って成形を行うことも可能です。
公式HPに記載がありませんでした。
試作から量産まで、さまざまなモノづくりをサポートするのが、ゼンの特徴であり強みです。簡易金型や射出成形のみならず、樹脂切削や金属切削、真空注型や塗装・板金・3Dプリンターなどにも対応。さまざまな加工技術を用いて試作品や部品を製作します。
試作の工法で製作できるものであれば、少量でも量産でも、できる限り対応し、お客様の要望のワンストップでお応えします。
ゼン株式会社は、国内外に拠点を展開し、お客様に密着した生産対応を行っています。日本国内には岩手、茨城、東京、静岡、愛知、兵庫の7拠点を構え(2024年7月31日時点の情報)、各地の営業担当者が訪問して直接打ち合わせを行う体制を整えています。これにより、お客様のニーズに迅速かつ的確に応えることが可能です。さらに、国内拠点には製造施設も併設されており、営業担当者と製造担当者が共同で技術的な打ち合わせを実施しています。海外には中国と韓国に拠点を設置し、地域ごとの特性を生かした柔軟な生産スケジュールを提供しています。
ゼンは、不良流出の防止に徹底的に取り組んでいます。加工現場での工程内検査に加え、全工場に検査担当スタッフを配置して、製造工程とは別の視点で検証を行います。
制作された試作品は、教育・訓練を受けた検査スタッフがデータや図面を元に全箇所を測定し、外観チェックを実施。お客さんに安心してご利用いただける品質を提供するために、細心の注意を払っています。
ゼンは2014年に「ISO9001」認証を取得し、安定した試作品の提供を実現しています。品質保証の専任部門を設け、社内標準書を作成して品質管理の標準化を推進。
さらに、社内および協力会社に対して定期的に品質監査を行うことで、常に高い品質を維持しています。この取り組みにより、お客さんに対して一貫した品質の製品を提供しています。
ゼンは、全工場に温度・湿度管理された検査室を設け、最新の検査設備を完備しています。測定機器の定期的な校正・検証により、測定結果の信頼性を確保しています。
ゼンは多様な加工技術を駆使して、様々なニーズに応える製品を提供しています。
ゼンの樹脂切削加工は、高い加工精度が特徴です。長年培った技術により、複雑な形状の部品も製作可能で、豊富な材料種から量産時に近い材料を使用できるのもメリットです。ゴムやウレタン、発泡スチロールなどの軟質材、熱可塑性CFRPなどにも対応しています。ワーキングモデルの部品製作から小ロット量産向けなどの相談も可能です。
マシニングセンタや複合旋盤、彫刻機を使用し、3次元加工や多面加工、ギヤ加工、磨き透明加工品、大型形状加工など、多岐にわたる加工を実施。国内外の工場で、超特急対応や低価格対応にも力を入れています。
真空注型は、5~20個程度の部品を製作する場合に適した加工法です。マスターからシリコン型を製作し、真空状態で材料を注ぎ込み、マスターの複製品を製作します。1つのシリコン型から15~20個程度の注型品を製作可能で、着色や半透明の注型品、軟質素材の注型にも対応可能です。
シボなどの質感も反映できるため、短納期・低価格で少量の部品製作が可能です。ゼンでは、マスターの製作からワンストップで対応してもらえます。
ゼンでは3D CADデータを元に、様々な造形方式で立体部品を製作します。光造形法、粉末造形法、FDM法(熱溶解積層法)などがあります。どの方式も3Dデータから2次元図を作成し、その断面図に従って一層一層積み重ねて立体を造形しています。
光造形は、光硬化性エポキシ樹脂にUVレーザーを照射して硬化させ、一層ずつ積み重ねて形を作ります。短納期で形状確認ができるため、形状やデザインの確認にぴったりです。真空注型のマスターとしても利用されています。積層特性により、一体での製作が可能で、形状を支えるサポート材がつくのが特徴です。
ゼン株式会社では、設計変更などで形状を一部だけ変更したい場合に既存の部品への加工を承っています。例えば、少し形を変えた試作品が必要な場合や、製品の形を少し変えたものが急遽必要になった場合、または金型を起こすには時間もお金も足りない場合に頼れるのが追加工です。お客様がお持ちの部品をゼンでお預かりし、部分的な形状の追加や削除などの設計変更に柔軟に対応します。追加工で部分的な手直しをすることで、コストと納期を短縮することが可能です。
一部分だけの形状変更など、追加工を行うことで新規製作するより早く、費用を抑えて加工してもらえます。
それぞれの部品に冶具をセットして、一度に加工できるのであれば早く対応可能です。既に100個単位で成形してしまい、改めて型を修正するよりも成形した部品を加工した方が安価かつ短納期で対応できるでしょう。
成型品・切削品・板金品など様々な加工品への追加工も相談可能です。
部分的に削ったり、タップを立てたり、新規部品と接着したり、寸法出しなど、様々な追加工の依頼が可能です。
会社名 | 株式会社ゼン |
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本社所在地 | 東京都昭島市昭和町4-1-20 |
営業時間・定休日 | 公式HPに記載なし |
電話番号 | 042-543-3311 |
URL | https://www.zen.co.jp/ |
ゼンは「試作総合メーカー」として、さまざまな加工方法を用いてワンストップの試作サービスをお客様に提供しています。ワンストップで製作できるため、今まで別会社に依頼していたことで発生するリードタイムの短縮が可能。また試作品を加工するだけでなく、試作品の検証を行う治工具も製作できる会社です。
FacetoFaceの打ち合わせを大事にしており、日本全国で最寄りの営業拠点の担当者が直接訪問し、顔を合わせた打ち合わせを実施。今まで培ってきた経験と技術で、他社では難しい加工にもできるだけ対応します。
国内外すべての事業所で国際品質保証規格ISO9001:2015の認証を取得。また、自動車産業向け(ISO/TS16949)、医療機器向け(ISO13485)のISO品質マネジメント規格認証を別で取得しており、厳格な品質管理で金型作成・部品成形に対応します。
創設(1970)以来、生活雑貨や家電製品などの金型を手がけてきたノウハウで、熱可塑性樹脂金型、熱硬化性樹脂金型、ダイカスト金型のいずれにも対応可能。金型品質とコストのバランスを考慮しつつ提案してくれます。
化粧品・食品容器金型製造を手がけて50年。「職人×多能工」の考え方で、機能とデザインを両立させた化粧品容器の金型を製作しています。製品のイメージがあれば、図面がなくても発注できます。