プラスチック製品や電子機器のOEM・ODMでは、完成品の組立だけでなく、製品設計、樹脂筐体の金型製作、射出成形、塗装・印刷、基板実装、検査まで、さまざまな工程が必要になります。
このページでは、樹脂部品を含む機器・ユニットのOEM・ODMを検討している方向けに、依頼できる工程やメーカー選びのポイントを紹介します。
OEMは、依頼企業のブランドで販売する製品の製造を、外部のメーカーが受託する形態です。依頼企業が製品仕様や設計を用意し、受託企業が金型製作、部品製造、組立などを担当するケースが一般的です。
ただし、実際の対応範囲はメーカーによって異なります。完成品の組立だけを担当する会社もあれば、量産設計や部品調達、検査、梱包まで対応する会社もあります。
ODMは、受託企業が製品の設計・開発段階から携わる形態です。製品のアイデアや必要な機能はあるものの、具体的な構造や量産方法が決まっていない場合に適しています。
樹脂筐体を使用する機器では、機構設計と金型・射出成形を別々に考えると、設計変更や量産時の手戻りが発生することがあります。製品設計から金型、成形、組立まで一括して相談できる会社であれば、量産性を考慮しながら開発を進めやすくなります。
製品の用途、必要な機能、想定する利用者、目標価格、生産数量などを整理します。具体的な図面がない段階でも、スケッチや既存製品をもとに相談できるメーカーがあります。
外観デザインだけでなく、内部部品の配置、操作性、強度、放熱、防水性、組立性などを考慮して製品を設計します。電子機器では、機構設計とあわせて回路設計や基板設計が必要になる場合もあります。
試作品を製作して形状や操作性を確認した後、量産用の金型を設計・製作します。射出成形を前提とする製品では、抜き勾配、肉厚、ゲート位置、部品の分割方法など、金型と成形の条件を設計段階から検討することが重要です。
樹脂部品を成形した後、塗装、印刷、レーザー加工などの加飾を行います。電子機器の場合は、基板への電子部品の実装や配線、動作確認なども必要です。
樹脂部品、基板、金属部品、購入部品などを組み立て、外観検査や動作検査を実施します。製品によっては、クリーンな環境での組立や個装梱包まで依頼できる場合があります。
設計会社、金型会社、成形会社、組立会社が分かれていると、工程をまたぐたびに仕様の確認や調整が必要になります。一括対応できるメーカーであれば、後工程の条件を設計へ反映しやすく、量産時の手戻りを抑えられます。
部品単体の価格だけでなく、部品点数、成形方法、組立工数、検査方法まで含めて検討できるため、製品全体の品質とコストを調整しやすくなります。
試作評価や量産立ち上げで仕様変更が発生した場合も、相談窓口を一本化できます。金型修正、成形条件、基板、組立工程をまとめて調整できる体制があるか確認しましょう。
家庭用美顔器やエステ用機器では、外観デザイン、操作性、樹脂筐体の品質に加え、EMS、RF、超音波、マイクロカレントなどの機能に合わせた機構設計が求められます。
健康維持を目的とした家庭用機器や、ポンプ・センサーなどを組み込むヘルスケア機器では、使用時の安全性や耐久性、静音性、清掃性などを考慮した製品設計が必要です。
「一貫対応」と記載されていても、企画、設計、金型、成形、基板実装、組立のすべてを同じ範囲で対応できるとは限りません。自社が依頼したい工程と、メーカーが担当できる工程を具体的に確認しましょう。
製品名が同じでなくても、樹脂筐体、ポンプ、センサー、基板、加飾など、必要な要素技術に近い実績があるかが重要です。完成品まで担当した実績なのか、部品やユニットのみの実績なのかも確認します。
試作品を作れるだけでは、安定した量産につながるとは限りません。樹脂流動、変形、外観、寸法精度、組立性などを考慮し、金型と成形の条件を設計へ反映できる会社が適しています。
必要な品質基準、検査方法、トレーサビリティ、生産数量に対応できるかを確認します。国内生産と海外生産の選択肢、試作から量産への移行方法も比較するポイントです。
京都プラテックは、製品設計、金型製作、射出成形、塗装・印刷、基板実装、組立までを一貫して相談できる会社です。プラスチック金型・成形を中心に、自動車、家電、医療・ヘルスケア、美容機器などの分野に対応しています。


国内外すべての事業所で国際品質保証規格ISO9001:2015の認証を取得。また、自動車産業向け(ISO/TS16949)、医療機器向け(ISO13485)のISO品質マネジメント規格認証を別で取得しており、全国エリア及び海外にも厳格な品質管理で金型作成・部品成形に対応します。

創設(1970)以来、生活雑貨や家電製品などの金型を手がけてきたノウハウで、熱可塑性樹脂金型、熱硬化性樹脂金型、ダイカスト金型のいずれにも対応可能。金型品質とコストのバランスを考慮しつつ提案してくれます。

化粧品・食品容器金型製造を手がけて50年。「職人×多能工」の考え方で、機能とデザインを両立させた化粧品容器の金型を製作しています。製品のイメージがあれば、図面がなくても発注できます。